コンセプト
このデッキは2016年11月現在、Master帯で多く使用されている、冥府エルフ、超越ウィッチ、エイラセラフビショップ、アグロヴァンプを意識して構築しました。
レシピ・短期戦績
採用カード理由
上記のヴァンガードの採用理由と同じで、1/2を横に並べ、風神とのシナジーを強めます。アグロヴァンプに対しても眷属の召喚を上から取れるので環境に適していると言えます。
デッキ内の1コスがヴァンガードのみなのに採用されている理由として、デッキ圧縮しつつ横に展開できる点を評価しました。
不採用カード理由
・クイックブレーダー
このカードは後半に引いてもリーサルに絡めたり、わがままプリンセスから確定で擬似1点スペルとして活躍でき評価が高いですが、環境に多いエルフ、超越ウィッチから簡単に除去されてしまい盤面に残りにくいため、このデッキのコンセプトとマッチせず不採用。
・フェンサー
ロイヤルの黄金パターンである1、2、フェンサーの動きはもちろん強いですが、2コスフォロワーが残ってないと活躍しにくい点やミラーマッチの減少が理由で不採用です。
・勇猛たる騎士
コンセプトにマッチしていて採用を悩んだカード。不採用理由はカードパワーの低さ、後半コスト的に噛み合わず、4T目にプレイできないと弱い点です。
・アドバンスブレーダー
5T目に出せると強いが、よくよく考えると6T以降に低コストフォロワーをあまり必要としない点で不採用です。
マリガン
・先攻
2コスを全力で引きにいきます。対エルフ、ウィッチ、ヴァンプ時は2コスなくても1コスは鉄キープ。1コス+2コス、または2コス+3コスがある場合、対ロイヤル、ヴァンプであればロイヤルセイバー・オーレリアはキープします。
・後攻
2コス1枚を残して全力でフローラルフェンサーを引きにいきます。相手がウィッチ、エルフ、ヴァンプの場合のみ1コスキープ、それ以外のリーダーの場合1コスは戻します。相手がヴァンプの場合ロイヤルセイバー・オーレリアはキープします。
対戦クラス別ゲームプラン
・疾走ビショップ
微有利マッチです。相手は序盤にアミュレットを並べるので、その間にこちらが盤面を作ることができます。アミュレット開放後は盤面を取らせないように処理しつつ、こちらのヘルスに余裕があり、リーサルが見えそうなら盤面無視してフェイスにいきます。盤面かフェイスかの判断が勝敗を分けます。
・アグロヴァンプ
有利マッチです。ひたすら相手のフォロワーを処理し続けて、相手の手札切れを狙います。ロイヤルセイバー・オーレリアが非常に活躍します。
・コントロールヴァンプ
不利マッチです。コンヴァン側からして非常にコントロールしやすいのがミッドレンジロイヤルです。相手のヘルスは4T目までは11で止め、6T目は13で止めが基本です。ただ黙示録を警戒しすぎると勝てなくなるので、7点以下にできるのであればフェイスにいきましょう。黙示録がないことを祈りましょう。海底都市王・乙姫があれば打たせて海底都市王・乙姫で再展開が望ましいです。
・フェイスドラゴン
不利マッチです。相手の引きが弱いことを祈りましょう。
・アグロネクロ
有利マッチです。盤面をとり続けましょう。4T目悪戯なネクロマンサー、5T目ケルベロスなど、動きが読みやすいのでその動きに対応できる盤面を作ります。ネクロマンス5以上の場合の腐の嵐を警戒しましょう。
総括
レシピを見てお気づきの方も多いと思いますが、なんとスタンダードカードのみの構築となっております。わざとスタンダードのみで構築したわけではなく、環境に合わせながら組んだら自然とこうなりました。
戦績から見て取れるように、環境に多い超越ウィッチに対して非常に強いです。冥府エルフに対して普通のミッドレンジロイヤルでは不利マッチですが、この構築のロイヤルは5分あると思います。
ミッドレンジロイヤルの強みは安定性と、どのクラスにも勝ち筋があり、5分以上とれるリーダーが多いことです。プレイングが簡単だと思われがちなデッキですが、フェイスorトレードの判断を間違えれば負けにつながる場面も多く、相手の次の動きを想定しながらプレイすることが重要です。
そらっ☆